2008年09月29日

「ピカソが愛した9人の女たち」

 芸術の秋だし、この秋の東京でのピカソ展に合わせた特集なんでしょうけど、月刊プレイボーイのピカソ特集。「ピカソが愛した9人の女たち」が面白かった。

 どの女性も綺麗なんですが、9人の中では画家のフランソワーズ・ジロー(写真。40歳年下だったそうです)が個人的には良かった。強い意思(志)が目に宿ってるとこが良いんですよね。実際別離後、裁判を起こされたり、ピカソの性格の陰険さや乱れた女性関係の暴露本を書かれるなどピカソにとっては大変なお相手だったようですが、わたくし個人的には、結構こういう鼻っ柱の強い系(失礼っ!)に惹かれてしまったりしますw。

 以前彫刻家の飯田善国氏も書いておられましたが、実際フランソワーズ以外の何人かの女性は、ピカソの死後相次いで自殺しちゃったんですよね。自らを空っぽにしてピカソを自分の存在証明としてしまったために、ピカソの不在に彼女らの精神が耐えられなかったのだろう、といった内容で氏が書いておられた記憶が…。

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11月発売分で月刊プレイボーイ廃刊だそうで、残念ですね。ヌードページの、バストやヒップ等各パーツがやたらダイナミックな外国の方というのは、創刊当時から一貫してましたねw。自分のような日本人のオッサンから見るとあんまHな感じがしないんですけどねw。
posted by ハギー at 01:25| Comment(4) | TrackBack(0) | いろいろ感想文
この記事へのコメント
[自らを空っぽにしてピカソを自分の存在証明としてしまった]って、凄いですね。偉大な芸術家の前に、自分の持っているものなど何程でもないと感じてしまうのは解るけど、自分の存在証明にしてしまうというのは、それだけピカソが魅力的な男性だったんでしょうね。う〜む。
月刊プレイボーイ、廃刊ですか。ちょっと残念ですね。
購読はしてなかったけどwww
Posted by saeko at 2008年09月29日 03:34
フランソワーズの本にありましたが、ピカソの女性に対する好奇心やマメさは尋常じゃなかったようですけどね。実際モテたようですしね。

絵を見ても想念の強さを感じますし、その表現も上手だったのかなあ。
周りの男性たちがピカソの恋愛を手助けしてたのが笑えましたけどね。
Posted by ハギー at 2008年09月29日 12:51
彼の芸術は彼の持ちモノの立派さ故、隠し通せ
なかった唯一つのはけ口がキャンバスだった。
モデルを観ていても脳内場面は写体女を犯す。
悦楽と想像の世界で合成された図案となる。
この世でただ一人、子宮と話し合い、触れ合い、
喜び叫ぶ女を得た。人は泣く女と詰まらぬ命名。
ゲルニカも人は牛を平気で殺すくせに、仲間が殺されると騒ぐ。戦火の下でも女を犯す。まことに
身勝手な社会であると皮肉っているのです。
Posted by アライコダーイ at 2017年09月03日 15:55
コメントありがとうございまます!

20世紀的な人生だったと思います、ピカソ。
Posted by ハギー at 2017年09月04日 14:00
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